子どもを兵士にする国家に対する米国政府の援助、規制へ

子ども兵士の使用に関与している政府は、2008年12月に成立した米国の法律によって、米国の軍事支援カットの危険に直面することになりました。リチャード・ダービン上院議員とサム・ブラウンバック上院議員が提案したこの法律は、子どもを徴兵している国家や、子ども兵士を使用する武装集団を支援する国家に対する、米軍による訓練、資金援助、その他の国防関連の援助を制限するものです。ヒューマン・ライツ・ウォッチはこの立法を実現するため、3年間のアドボカシーを続けてきました。ヒューマン・ライツ・ウォッチは、法案の起草、上院・下院の公聴会での専門家証言、証言者の手配、議会議員に対する法案の共同提案の働きかけ、法案への草の根支援を得るための他の組織との協力、この法案の必要性を明らかにするビデオの作成（数万人が視聴）など、様々な活動を行ないました。この新法の結果、アフガニスタン、チャド、コンゴ民主共和国、スリランカ、スーダン、ウガンダなどに対する軍事援助が制限される可能性がでてきます。この法案は、紛争下で搾取される子どもたちの悲劇に終止符を打つため、強力なインセンティブを各国政府に与えることになると考えられます。

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